間伐のお手伝い!

ずめんや

2009年08月12日 23:12

静岡では地震、兵庫では水害、何か明るい話題が無いですねぇ

ニュースを見ていたら、何人もの行方不明を出した町内会長さんが言ってました。
「杉や檜の山で保水能力が低下しているから水害がでる。
山を整備したくても年寄りばかりで出来ない」と・・・・

僕は時間が出来ると(←本業が暇になると?)職人仕事に出かけます。
その一つが木こり?山師?です。
とはいえ、お手伝いです

---〈ここからはあまり正確な知識ではないので、本業の方は修正してください〉---

天気が悪かったので、あまり違いはわからないかも知れませんが、
これが間伐前


これが間伐後

です。
日の入り方が違うのがお解かりでしょうか?
この場所はまだ良いほうで、手入れがしていなくて真っ暗な林も多いです。
当然下草は生えず、降った雨はそのまま川へと流れる訳です。
また、表土はふかふかしており、すぐに雨に流されます。

そこで間伐だー!!!!!
って言いますけど、最近はほとんど間伐と言われるものは行われていないかと思います。
それは何故か?
間伐と言うのは、営林の為の間引き、すなわち良い木材を作る為に間の木を切る事を指します。

では、治山の為に木を切り倒す事を何と言うか。
それは、本数調整伐といいます。
(ちなみに売るための木を切る事を主伐といいます)

本数調整伐は、切った木を等高線に沿って地面に付ける様配置します。
山肌を流れる水勢を緩和し、少しでも山に染込ませる為です。
また、土砂の流出も防ぎます。
いわば小さなダム作りですね
搬出しない伐材も役に立っている訳です!
そして草が生え、山としての機能が回復します。

今、間伐材(あえてこう呼びますが)の有効利用がいろいろ検討されています。
しかし切るのは良いのですが、搬出するのに手間がかかり市場に出しても赤字となります。
また、強度が弱く構造材としては適さないとも。

現状はボランティア(値段が高くてもあえて日本の材を使う心も含めて)に頼らざるを得ない状況だと思います。

皆様が少しでも日本の営林の現状を知り、山に関心を持っていただく為につらつらと書きました
途中で何を書きたいのかわからなくなってしまいました。ごめんなさい

追記(まだ書くのか?)

ここの親方は「多少は赤字になっても、営林の為に何十年も育ててきた材だからできる限り流通させてあげたい」といつも言っています。
そんな親方を尊敬しています

関連記事